HOME > その他 > 信貴山シンポジウムに参加して!

ハートランドしぎさん看護学校ブログ ハートランドニュース

平成23年度第28回信貴山シンポジウムに参加して

ハートランドしぎさん看護専門学校36期生 三宅 健太

 

 信貴山シンポジウムに参加させていただきました。私はこのシンポジウムに参加するのは今年で2回目です。去年と同様に医師や看護師だけでなく、薬剤師、臨床心理技術者、作業療法士、精神保健福祉士、介護支援専門員、看護学校教員など多くの職種が一堂に集まり、それぞれの分野の研究が発表されました。発表を聴講することで日々進歩する最先端の医療の理解を深めていくことができました。本当に有意義な時間を過ごすことができました。また特別講演では奈良教育大学 特別支援教育研究センター長・教授 岩坂英巳先生の「今どきの子どもを応援するために」の講演をいただきました。子どもの心と発達の理解について最先端の考え方について先生の経験を交えながら講演で、本当に勉強になりました。

医療技術やそのエビデンスは日進月歩であることを改めて実感しました。数年前まで正しいとされていたことが一変して全く正反対の処置をすることも少なからずあります。ですが当時はそれが正しいとされて信じられていたことも事実であり、その時の医療が間違っていたと悔やむ人は多いのも現実です。しかし、その行為に至った判断が間違っていたということは、私はないと考えます。大切なことはその時代、その瞬間に最も正しいとされ科学的に根拠のある最先端の情報、エビデンスを常に入手し、様々な職種の意見を統合し、最善の治療はなにかと判断して提供することが我々医療従事者に与えられた使命であると考えます。だからこそ、今はまだ看護学生ですが、看護師としての資格を入手して就職することが最終的な目標でなく、常に勉強し、適切な医療を提供できるだけの知識と技量を持ち続ける必要があるということをこのシンポジウムに参加して改めて実感しました。

毎年このような会が開かれており、参加できることを幸せに感じます。これからもこのシンポジウムに参加し、自らの知識や技術を日々向上していきたいと改めて気持ちを引き締めることができた一日でした。


投稿日時:
2011.11.03 木曜日 10:23
投稿者:
広報室
カテゴリー:
その他